凛のブログが更新されていた。
ここでは、凛に過去の男性遍歴というかセックス遍歴を書くように命じている。
14歳で初体験をしてから、高校時代はセックス以外には何もしなかった凛。
その彼と別れてOL時代もセックスばかりしてた凛。
初の妊娠と中絶で、最初の結婚。そして義兄に犯された凛。
離婚後はホステス…黒服と同棲…愛人バンク…。
と、文章だけで書くと壮絶な人生だ。
「OL時代は髪の毛を茶色に染めていたのよー」と笑う凛。
「当時は今みたいに誰でも髪の毛染めてなかったから目立ってたのよー、
ミニスカートか薄い生地のワンピース着て、ミュール履いて通勤してたから、
先輩によく怒られたわー」と昔を懐かしがる。
その当時の写真は見たことがないので、私は勝手に想像するしかないのだが
そうした、過去を聞いていると、言葉は悪いが「スレた女」をイメージしてしまう。
どことなく、不幸と隣り合わせで、やつれたイメージをしてしまう。
そのイメージと、目の前の凛がいつも一致しない(笑)
今、目の前にいる凛は、よき母であり、上品でセレブな熟女。
若い頃からセックス漬けで、ホステスや愛人バンクをしていた女には見えない。
もちろん、多くの人は若い頃は無謀な面があったとは思うが。
それは、きっと凛の育ちの良さから来ているのだろう。
産まれたときは、大きな屋敷に住んでいて、厳格に育てられたという。
いわゆる「お嬢さま」なのだ。三つ子の魂…とよく言うがまさにそれ。
勝手な想像だが、そうした厳しいお嬢様育ちのリバウンドが
凛の人生を大きく変えたのではないか…と思っている。
そして、その凛のギャップが今でも私は大好きだ。
上品でセレブ、そして笑顔に幼さの残る素敵な女性。
しかし、セックスとなると、男の欲望を全て受け入れる女に変貌する。
正確には、男の欲望を受け入れるというより
凛が、そのすべてを望んでいる。
そう、凛はセックスが大好きなのだ。
美味しいモノを食べると笑顔になるように、
きっと若い頃からセックスをしてた凛は、いつも笑顔だったのだろう。
男の玩具になることを自ら望んでいたのだと思う。
そして、私は、長い長い人生の終盤で
この女に出会えたことを、本当に幸運に思う。
今日は、木曜日。
凛がやってくる日だ。そして終日私たちはセックスをして過ごす。